台湾の友達とKinki Kids

ニューヨークで暮らして2年とちょっとになりますが、1年目のISCP( International Studio & Curatorial Program)にいた時期に3人の台湾人作家と友達になりました。ISCPというのは奨学金を受けた作家やキュレイターがスタジオをレンタルして制作・プレゼンするプログラムで、2人は私と同じISCPの作家、もう1人はLocation Oneという、同じようなプログラムでNY滞在中でした。

台湾から多額の義援金をいただいたというニュースをきいた時、「奨学金を受けているとは言え、3倍くらいの値段で野菜を買うのは精神的に辛い」と一人がこぼしていたのを思い出しました。そう思うと余計にありがたく、3人にお礼のメールを送りました。

そのうちの一人、同年代の女性の作家さんと駅のホームで地下鉄を待っていた時のことです。私たちの前に3歳くらいのかわいい白人の女の子がいました。思わず「白人の子供は絵の中の天使のようにかわいい」と言うと、「日本人の子供もすごくかわいいじゃない!」と返されました。私は台湾人と日本人はそっくりだと思っていたので、どこが違うのかきいてみると、「日本人は色が白くてかわいい」とのことでした。いろいろ話をしているうちに、台湾人の女の子はどうやら「日本人の女の子はかわいい」と思っているらしいことがわかりました。

そうなると「台湾人男性は日本人男性をカッコイイと思っているのか?」も気になって、男性作家のほうにそれとなくきいてみました。芸能ニュースなどできいている通り、ジャニーズ事務所のアイドルは台湾でも人気があるそうです。彼は「SMAPは全員知っている」と言って、他のグループの名前も次々にあげていきました。ただ、知ってはいるものの大した興味はなさそうで、「Kinki Kidsも人気あるよ。でも、なんというか、彼らは『地味』だよね、『地味』」とわざわざ日本語で言ったのが、一番実感がこもっているように感じました。

3人とも今は台湾で作家活動を続けています。楽しい思い出も多い上に、今回の思いやりも身にしみて、ますます台湾に親しみを感じるようになりました。もし今後、台湾に何かあったら義援金を送るつもりです。Kinki Kidsファンの方も気を悪くせずに是非。
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by mag-akino | 2011-05-11 13:30


アーティスト近藤聡乃ニューヨーク滞在制作記


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近藤聡乃 / KONDOH Akino

2012年5月までの文章が本になりました。

不思議というには地味な話』(ナナロク社)

57編、すべてに描き下ろし挿画つき。26ぺージの描き下ろし漫画「もともこもみもふたも」も収録。



2000年マンガ「小林加代子」で第2回アックス新人賞奨励賞(青林工藝舎)を受賞し、2002年アニメーション「電車かもしれない」で知久寿焼(音楽グループ、元たま)の曲に合わせてリズミカルに踊る少女の作品で NHKデジタルスタジアム、アニメーション部門年間グランプリを獲得。シャープペンを使って繊細なタッチで描くドローイングに加え、最近 では油彩にも着手している。2008年、2冊目のマンガ単行本「いつものはなし」(青林 工藝舎)を出版。

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